結論から言えば、PV数(ページビュー数)が多いサイトは一般的に売却価格も高くなる傾向がありますが、PV数だけでサイトの価値が決まるわけではありません。
サイトM&A市場では、PV数以外にも収益やコンテンツの質など様々な評価ポイントがあり、それらを総合的に考慮して価格が決定されます。
本記事では、PV数とサイト売却価格の関係性を掘り下げ、売却額に影響するその他の要素、PV数が多くても売れにくいケースやPV数が少なくても高く売れるサイトの特徴について詳しく解説します。
また、サイトの価値を手軽に査定できるM&Aクラブの自動査定ツールや、M&Aクラブを利用するメリット、実際の成功事例も紹介します。
PV数とサイト売却価格の関係
PV数はサイトのアクセス規模を示す重要な指標であり、広告収入など収益にも直結しやすいため、一般的にはPV数が多いサイトほど高く売れる傾向があります。
実際、サイト売買における価格算定は「月間の営業利益 × ○ヶ月分」という方式がよく用いられ、アクセス数が大きいサイトほど広告やアフィリエイト収入も大きくなりやすいため、この利益が増え結果的に売却価格も上がりやすいのです。
例えば、月間PV約5万・月間利益約4万円の個人ブログが約95万円で売却された事例があります。
このケースでは約24ヶ月分の利益で売却された計算となり、アクセス規模に裏付けされた収益力が価格に反映されたことが分かります。
しかしPV数が多いだけでは必ずしも高額で売れるとは限りません。
PV数はあくまで「サイトの規模」を示す一要素であり、「収益性」や「ユーザーの質」が伴わなければ評価は限定的です。
サイトの売却価値で最も重視されるのは月間収益(利益)であるとされ、評価項目の中でも収益の安定性・成長性が最重要視されます。
実際ある調査によれば、月間利益1万円以上のサイトの売却相場は平均約18ヶ月分の利益であり、利益ゼロのサイトでも平均約11万円で成約しているとのデータがあります。
つまり多くの買い手はPV数そのものより、「そのPVによってどれだけ安定した利益を生み出しているか」を重視して価格判断しているのです。
また、PV数が多くてもユーザーのエンゲージメント(サイト滞在時間や直帰率、リピーター率など)が低ければ高値は期待できません。
例えば、検索エンジンやSNSで一時的に大量の訪問者を集めていても、すぐ離脱してしまうような場合や、一部の流入経路に極端に依存している場合は将来の安定性に不安が残ります。
そのためアクセス数が多いだけでは不十分で、訪問者がどれだけ質の高いものか、収益につながっているかが重要なのです。
総じて、PV数はサイト価値の一つの目安ではありますが、「高PV = 高価格」と単純に結びつけるのではなく、裏付けとなる収益やユーザーの質とセットで評価される点に注意が必要です。
売却価格を左右するその他の重要要素
サイトの売却価格にはPV数や収益以外にも様々な要因が影響します。
例えば、あるサイト売買プラットフォームの分析では、「コンテンツが良質」「誰でも運営可能な体制(再現性の高さ)」「SNSフォロワーや会員ユーザー数」「PV数・SEOの強さ」「引き継ぎ可能な特別単価(アフィリエイト)」「サイトの評判の良さ」「ブランド力」といった点がプラス評価の例として挙げられています。
ここでは、特に重要な評価ポイントを順に見ていきましょう。
収益性(利益の水準と安定性)
前述の通り月間利益はサイト評価で最も重視される指標です。
利益額が大きく、なおかつその収益が安定して継続している、あるいは右肩上がりで成長しているサイトは高く評価されます。
収益モデル(広告、アフィリエイト、課金など)の多様性や利益率も考慮され、安定した複数の収入源を持つサイトは高値になりやすくなります。
逆に収益が不安定だったり季節変動が大きい場合、PV数が多くても評価は割引かれます。
ドメインパワー(SEO評価とドメインの強さ)
ドメインの権威性やSEO上の評価も重要な要素です。
具体的にはドメイン年齢(運用歴の長さ)、被リンクの質と量、検索エンジンでの評価(オーソリティスコア)などが該当します。
ドメインパワーが強いサイトは検索上位に表示されやすく、安定したオーガニック流入が見込めるため価値が高いと判断されます。
特にGoogleアルゴリズムの変動にも耐えられる良質な被リンクプロファイルや専門性の高い評価を持つサイトは、PV数自体がそれほど多くなくとも将来の集客力がある程度保証されているため、買い手に好印象を与えます。
成長性(将来の拡大ポテンシャル)
現在の数字だけでなく、今後どれだけ成長余地があるかも査定に影響します。
例えば、まだ収益化が十分でないもののPV数が多く「収益改善の余地」が大きいサイトは、買収後に伸びしろが見込める分高く評価されるケースもあります。
また、市場が拡大傾向にあるジャンルや、未開拓のコンテンツ領域を含んでいるメディアは将来的な価値を織り込んで高値が付くことがあります。
買い手は「買収後にどれだけサイトを成長させられるか」を意識するため、将来の事業計画を描きやすいサイトほど有利と言えるでしょう。
ジャンル(分野特性と市場性)
サイトの扱うジャンルも重要です。
ジャンルによって買い手から見た収益期待値やリスクが異なるため、適用される利益の掛け率(マルチプル)も変動します。
例えば、金融・投資系のメディアは広告単価が高く専門性もあるため利益の30~40ヶ月分といった高い倍率が適用されやすい傾向があります。
健康・美容系は需要が継続しやすいため25~35ヶ月分、趣味・エンタメ系は流行の影響を受け変動が大きいため20~30ヶ月分とやや低めになる、といったデータがあります。
またニュース系は更新頻度の負担が重いため評価が伸びにくく18~28ヶ月分程度、地域特化型はニッチながら競合が少なく安定しているため22~32ヶ月分といった例が報告されています。
このように、儲かりやすいジャンルや安定したジャンルは高値、高頻度の更新や流行依存のジャンルはやや低値になりがちです。
なお、医療・金融などいわゆるYMYL(Your Money or Your Life)領域に該当する分野は、専門知識や信頼性が特に要求されるため運営体制次第ではリスクと見做される点にも注意が必要です。
コンテンツの質・独自性
サイトに掲載されているコンテンツそのものの価値も大きな評価軸です。
オリジナル性が高く専門性に優れた良質なコンテンツを豊富に抱えるサイトは資産価値が高いとみなされ、買収後も安定した集客が期待できるため高く評価されます。
逆に中身の薄いコンテンツや他サイトのコピーコンテンツが多いサイトは、たとえPV数が一時的に多くとも長期的な価値は低いと判断されてしまいます。
また、記事更新の頻度や最新性も重要です。
長期間更新が止まっていたり情報が古いサイトはメンテナンスの負担が読めないため敬遠されることがあります。
一方で、一定の頻度で更新が続いておりユーザーからの評判が良いサイトは信頼性が高く、買収後もスムーズに運営を引き継げるとしてプラス要素になります。
運営体制(引き継ぎやすさ)
サイト運営に特殊な技能や個人の属人的な作業が必要かどうかも重要です。
「誰でも運営できる再現性の高いサイト」は買い手にとって魅力的であり、高く評価されます。反対に、特定の個人のカリスマ性や専門資格に依存していたり、複雑なシステム開発スキルがないと維持できないようなサイトは、運営を引き継ぎにくい(属人性が強い)ためマイナス評価となります。
買収後にスムーズに事業継承できるよう、マニュアルが整備されていたり運営が自動化・システム化されているサイトは高ポイントです。
例えば、定期的なコンテンツ投稿が予約・自動化されていたり、収益管理や顧客対応の仕組みが整っている場合、買い手は「人に依存しないビジネス」として安心して引き継げます。
ユーザー基盤・ブランド力
サイトが持つ固定ファンやコミュニティの存在、ブランドの知名度も見逃せないポイントです。
具体的には、登録会員数やメールマガジンの購読者、SNSのフォロワー数などは、そのサイトが蓄積した顧客資産といえ、買収後すぐに活用できる大きな強みになります。
また業界内での信頼性や権威性が高いサイト(例えば検索上位の常連サイトや有名専門家が運営するサイト)はブランド力があると評価され、数字以上の価値がつくことがあります。
ブランド力のあるサイトは広告主や提携先からの評価も高く、ビジネス展開に有利なため買い手に好まれます。
総じて、「このサイトを買えばすぐにリーチできるユーザー層がいる」「業界で一目置かれている」という要素は、大きなプラス材料となり得ます。
以上のように、サイトの売却価格はPV数・収益・ドメイン・コンテンツ・運営体制・ユーザー基盤など多角的な観点で評価されます。
PV数が一種の「量的指標」だとすれば、これら他の要素は「質的指標」とも言えます。
高額で売れるサイトを目指すには、単にアクセスを伸ばすだけでなく、収益構造の充実やコンテンツ品質の向上、運営の仕組み化など総合的な価値を高めることが重要です。
PV数が多くても売れにくいケース
「PV数=多ければ多いほど良い」というわけではなく、PV数が多いサイトでも場合によっては買い手が付きにくかったり、期待ほどの価格が付かないケースもあります。PVが多いのに売れにくい主なケースとしては以下のような例が挙げられます。
収益化が不十分なケース
大量のトラフィックはあるもののマネタイズができておらず、実質的な利益が出ていないサイトです。
例えばPV数だけ見れば非常に多いのに、広告をほとんど貼っていなかったり、ユーザー属性的に広告や商品が売れにくい場合、買い手から見ると「宝の持ち腐れ」状態です。
こうしたサイトは将来性こそあれど現在の収益実績が乏しいため、価格交渉で弱みとなります。
買収後に収益化できる可能性が高ければ売れる余地はありますが、買い手にとってはリスクでもあるため、高額で競り落とされる状況にはなりにくいでしょう。
コンテンツ品質やサイト構造に不安があるケース
PVが多くても中身を精査すると記事の質が低かったり、無秩序に量産されたコンテンツで構成されているサイトは要注意です。
こうしたサイトは一時的にPVを稼げていても長期的なユーザー支持が得られない可能性が高く、Googleなど検索エンジンの評価が下がればアクセスが激減するリスクがあります。
「コンテンツが悪い・メンテナンスされていない」サイトはマイナス評価になります。
また、サイト構造が複雑でユーザビリティが低い場合や、スマホ非対応など時代遅れの作りになっている場合も、大幅な改修コストを嫌気され買い手がつきにくくなります。
トラフィックの質に問題があるケース
PV数自体は多くても、その内訳を見ると特定の流入経路に依存していたり、ユーザーの質が低い場合も注意です。
例えばSNSのバズやニュースサイトからの一過性トラフィックに依存してPVが膨らんでいるサイトは、流行が去ればアクセスが激減する恐れがあります。
また検索トラフィックが多い場合でも、中古ドメインを利用して無理にSEOで稼いでいるようなサイトは、検索アルゴリズムの更新で順位が急落するリスクが指摘されています。
こうした「砂上の楼閣」的なトラフィックは持続性に欠けるため、買い手も慎重になり、高値が付きにくい傾向があります。
属人的すぎるサイト
サイト運営者本人のキャラクターやスキルに依存しすぎているケースです。
例えば著名なブロガー個人の日記サイトや、その人だからこそ描ける漫画サイトなど、運営者が変わった途端にユーザーが離れてしまう可能性が高いサイトは継承が難しいため買収案件として敬遠されがちです。
また、高度なプログラミング技術で成り立っているサービスサイトでドキュメントが整備されていない場合も、新しいオーナーが運営を続けられないリスクがあるため売れにくいでしょう。
要するに、「このサイトは自分にしか運営できない」ような要素が強いと、PV数があっても売却は難しくなるのです。
コンプライアンス・リスクが高いサイト
PV稼ぎを優先するあまり他サイトの記事を無断転載していたり、広告ポリシーに違反するような手法で収益化しているサイトも問題です。
購入後に法務リスクやプラットフォームからのペナルティを背負い込む恐れがあるサイトは、どんなに現在PVが多くとも普通は買い手がつきません。
特に医療や法律など専門分野で誤情報を発信してPVを稼いでいるような場合、買収は敬遠されます。
YMYL分野で専門家の監修なく運営されているサイトなどはこの典型で、高PVであっても信頼性に欠けるサイトは高額売却はおろか売却自体が困難となるでしょう。
以上のように、PV数が多い=無条件に高額売却できるわけではなく、PVの質や裏付けとなる運営状況によっては買い手が慎重になるケースも多々あります。
サイトを売却する立場では、「PVを増やすこと」と同時に「そのPVの質を高めること」や「運営リスクを下げること」にも目を向ける必要があります。
そうすることで、せっかく伸ばしたPV数を真の価値に転換しやすくなるでしょう。
PV数が少なくても高く売れるサイトの特徴
一方で、PV数はそれほど多くなくても意外と高値で売却できるサイトも存在します。
PV数が少ないサイトが高く評価されるのは主に以下のようなケースです。
収益性が非常に高いケース
アクセスは少なくても一人当たりの顧客単価が高かったり、コンバージョン率が極めて高いサイトです。
例えば、月間PV数は数千程度でも特定の高単価な商品・サービスを扱っており、月間数十万円以上の利益が出ているようなサイトはPV規模に関係なく高額になります。
実際、平均月間PVがたった約3000PVでも月間収益0円から育てたアフィリエイトサイトが約30万円で売却された例があります。
このサイトは収益発生前にも関わらず買い手が付いたわけですが、これは裏を返せば「適切に収益化すれば利益を生み出せるポテンシャル」が評価されたか、あるいはサイト自体に資産価値(コンテンツやドメイン)があると判断されたからでしょう。
少ないPVでも収益化の工夫次第で利益が出せるサイトであれば、買い手は現在のPV数より将来のリターンを重視してくれます。
ニッチでも熱心なファン層を持つケース
専門特化したニッチ分野のサイトで、ユーザー数自体は少なくともコアなファンがついているサイトも高く売れる可能性があります。
こうしたサイトはPVこそ少なくともユーザーのエンゲージメントが高く、滞在時間が長かったりリピート率が高い特徴があります。
例えば地方の特定地域の情報に特化した観光サイトや、マニア向けの趣味ブログなどは訪問者数は限られますが、その地域の企業や関連事業者にとっては喉から手が出るほど欲しいメディアだったりします。
そのためその筋の買い手に刺されば高値取引に繋がるのです。
実際、地域特化型や専門特化型メディアは競合が少なく安定していることから、利益倍率も他ジャンルと遜色ない水準で評価される傾向があります。
「少数でも濃いユーザー」がいるサイトは、そのユーザーコミュニティごと買いたいと考える企業にとって魅力的な買収対象となります。
独自の技術やサービスを持つケース
PV数に直結しない例として、サイトそのものがユニークなウェブサービスや便利ツールを提供している場合もあります。
例えば会員制のマッチングサイトや特定機能に特化したウェブアプリなど、アクセス数よりサービスの価値で評価されるケースです。
利用者数が少なくても、その技術やプラットフォーム自体に価値が認められれば、純粋なメディアより高い倍率で売却されることがあります。
特に買い手企業が自社の事業と技術統合したいような場合、現行のPVに関係なく戦略的な買収額が提示されることもあります。
ドメイン名やSEO評価が高いケース
サイトに掲載されたコンテンツだけでなく、ドメイン自体の価値が高い場合も考えられます。
例えば誰もが知っているような単語の短いドメインや、業界キーワードで検索上位を独占しているドメインなどです。
こうしたサイトは仮にPVが少なくても、「そのドメインを持っていること」自体に価値があるため買収の対象になります。
また、被リンクが非常に充実していてSEO的に強いサイトも、現状PVが少なくともサイトを買って記事を増やせば一気にPVを伸ばせるとして高く評価されることがあります。
安定した収益基盤があるケース
PVが大きくなくても、たとえば毎月数万円~十数万円の利益がコンスタントに出ているサイトは、その安定収益分をベースに評価額が算定されます。
サイト売却の相場は「直近半年~1年の平均月間利益×18~24ヶ月」程度とも言われ、月5万円の利益でも2年分なら120万円になります。
極端にPVが少なくても、収益さえ出ていればその分の価格は十分つくわけです。
特にサブスク課金や会員制収入のあるサイトはPVに左右されにくい安定モデルのため、高値が付きやすい傾向があります。
このように、PV数が少なくても「質の高い収益」「濃いユーザー層」「高い専門性や資産価値」を持つサイトは高額売却の可能性があります。
実例として、前述のように平均月間PVわずか3000程度でも買い手が付き30万円で売れたサイトがあるほか、逆に月間PV数十万規模にもかかわらず収益性が低いため数十万円程度でしか売れないサイトも存在します。
要はサイトの真の価値は単なるPVカウントでは測れず、収益やユーザーの質、コンテンツの価値によって左右されるということです。
PVが少ないからといって諦めず、サイトの強みとなるポイントを伸ばすことで好条件での売却が狙えるでしょう。
サイト価値の自動査定ツールを活用しよう
「自分のサイトはいくらぐらいで売れるのだろう?」と気になる方も多いでしょう。
その目安を知る手段の一つが、サイト価値の自動査定ツールの活用です。
サイト売買クラブの無料のウェブサイト自動査定ツールでは、サイトのURLや月間収益、月間PV数、運営歴、カテゴリといった基本情報を入力するだけで、その場で概算の売却価格レンジが表示されます。
入力は1分もかからず非常に簡単で、「あなたのウェブサイトの推定価値」を即座にチェックできる便利なサービスです。
試しに自サイトの数値を入れてみると、現在のPV数・収益規模だとどの程度の価格になりそうかがシミュレーションできます。
例えば「月間収益◯円、月間PV◯万、運営◯年」のブログなら〇〇万円~〇〇万円、といった具合に即時に査定結果が表示されます。
もちろんこの自動査定結果はあくまで参考値であり、実際の取引価格は先述したようなサイトの成長性・コンテンツ品質・競合状況など定性的要因によって変動します。
それでも、自動査定を活用することでPV数と収益から見た大まかな相場観を掴むことができるため、売却の判断材料として大いに役立つでしょう。
査定結果を確認して「思ったより高く売れそうだ」と感じたら、実際に出品をしてみましょう。
M&Aクラブでは会員登録無料・手数料無料で案件の掲載(出品)が可能なので、査定後そのままサイトを売りに出すこともできます。
「まだ希望額には届かないな」と感じた場合でも、あくまで概算なので、希望額で出品することで売却できることがあるかもしれません。
サイトの売却をもっとスムーズに
M&Aクラブなら、個人でも安心してサイト売却に挑戦できます。
無料査定・簡単出品・スピード入金など、初心者にもやさしい取引環境が整っています。
M&Aクラブを利用するメリット
では実際にサイトを売却しようと決めた場合、どのように買い手を探せば良いでしょうか。
その際に活用したいのがサイト売買プラットフォームです。
中でも近年利用者を伸ばしている「M&Aクラブ」は、個人でも法人でも簡単・安心にサイトやSNSアカウントを売買できるサービスとして注目されています。
M&Aクラブを使う主なメリットは以下の通りです。
手軽さ・使いやすさ
M&Aクラブは出品時の入力項目が最低限(わずか5項目程度)に絞られており、専門知識がなくても直感的に操作できます。
掲載後も内容の編集がいつでも可能で、まずは気軽に「とりあえず掲載」してみて反応を見ることもできます。
他社のサイトM&Aサービスでは詳細な情報入力や審査が必要なケースもありますが、M&Aクラブはスピーディーに出品できる手軽さが際立っています。
手数料が明確で安価
売り手側の手数料は成約したときに売却額の10%が発生するのみで、それ以外に着手金や月額費用などは一切かかりません。
つまり売れるまでは完全無料で利用でき、売却が成立した場合も10%という分かりやすい成功報酬のみです。
他のプラットフォームでは着手金や固定手数料が必要なところもありますが、M&Aクラブではそのような費用負担がなく安心です。
迅速な取引と支払い
M&Aクラブはシステムが整備されており、最短即日で売買成立するスピード取引も可能です。売買契約が完了した後の代金受け渡しもスムーズで、業界最速クラスの最短30分で出金手続き完了という実績があります。
つまり、サイトを売却してからお金を手にするまでの待ち時間が極めて短く、資金化を急ぐ場合にも適しています。
安心のサポート体制
初めてサイトを売る方にとってM&A取引は不安も多いですが、M&Aクラブでは経験豊富なスタッフによるサポートが充実しています。
不明点は「お問い合わせ」で質問すれば迅速かつ丁寧に回答してもらえるため、取引完了まで安心して進めることができます。
また、契約書のひな型提供やエスクロー(仮押さえ)サービスなど取引を安全に行う仕組みも用意されています。
※契約書の自動作成サービスなども開始しています。
はじめてのサイト売却でも安心
専門スタッフが丁寧にサポートするから、初めての方でもスムーズに取引を進められます。
わからないことはすぐに相談できるので、不安なく始められます。
幅広い取扱ジャンル
M&AクラブはWEBサイトだけでなく、YouTubeチャンネルやTwitter(X)アカウント、Instagramアカウント、ECサイトの売買なども取り扱っており、多様なデジタル資産の売買ニーズに対応しています。
そのため「ブログ+関連するSNSアカウントをまとめて売りたい」といった要望にも応えられます。
利用者数も急増中で掲載案件数・取引数ともに国内最大級となっており、多くの買い手・売り手が集まる場として有利です。
以上のように、M&Aクラブはサイト売買初心者にも使いやすく、費用面でも安心できるプラットフォームです。
他社サービスとの比較でも「圧倒的にM&Aクラブが手軽」と評価されており、これからサイトM&Aに挑戦する方には有力な選択肢となるでしょう。
実際のサイト売買成功事例
最後に、公開情報ベースで確認できる実際のサイト売買成功事例をいくつかご紹介します。
これらの事例から、PV数と売却価格の関係や高く売れるサイトの特徴を具体的にイメージしてみましょう。
事例① – 個人ブログの高額売却
2022年末に運用開始したある個人ブログ(平均月間PV約5万、月間収益約4万円)は、約95万円という価格で売却されました。
この売却額は月間利益の約24ヶ月分に相当し、個人ブログとしては相場上限に近い高い評価となりました。
この事例では、安定したPVと収益基盤に加え、記事内容の専門性やブログ自体の成長余地が評価されたものと考えられます。
「個人ブログでもしっかり収益が出ていれば100万円近くで売れる」という好例と言えるでしょう。
事例② – 収益ゼロのサイトも30万円で売却
上とは対照的に、月間PV約3000と小規模・月間収益0円というアフィリエイトサイトが約30万円で売却されたケースもあります。
このサイトは運用開始から日が浅く収益化前だったものの、買い手から見るとコンテンツやドメインに価値があり、今後収益を上げられる見込みがあると判断されたようです。
実際「収益が発生していないのに相場以上の高値で売買されている」例として紹介されており、サイトそのものの資産価値が評価されたことが伺えます。
この事例は、「PVや現行収益がなくてもサイト自体に価値があれば数十万円規模で売れることがある」ことを示しています。
事例③ – 月間利益17万円のサイトが230万円で売却
デバイス(ガジェット)系のまとめサイトで、平均月間PV約2万、月間収益約17万円というサイトが約230万円で売却された事例もあります。
この売却額は月間利益の約13~14ヶ月分にあたります。
利益額から見ればやや低めの倍率ですが、ジャンル的にガジェット系はトレンド変化もあり得るため控えめな評価になったのかもしれません。
それでも年間約200万円超の利益が出ているサイトが約230万円で売却成立しており、売り手にとって大きなまとまった資金を得る成功例となりました。
このケースからは、たとえPV規模が大きくなくても高収益サイトであれば数百万円単位の売却が十分可能であることが読み取れます。
これらの事例は一部ではありますが、サイト売買の現実を示すものです。
高PVかどうかに関わらず、収益が伴っているサイトは数十万円~数百万円規模で売れること、そして収益が出ていなくてもコンテンツやドメインに価値があれば買い手が付くことがお分かりいただけるでしょう。
実際の成功例を見ると、サイトM&Aのポテンシャルをより実感できるのではないでしょうか。
まとめ
以上、「PV数の多いサイトは本当に高く売れるのか?」という問いに対し、様々な角度から解説しました。
PV数が多いサイトは高く売れる傾向こそあるものの、その背後には収益性やコンテンツの質、ユーザー層の価値といった重要なファクターが存在することがお分かりいただけたと思います。
PV数はサイトの一側面に過ぎず、結局のところ「収益を安定して生み出せるサイト」や「将来有望なサイト」が高値で売れるというのが実情です。
したがって、サイト売却を検討する際はPV至上主義に陥ることなく、収益モデルの最適化やコンテンツ/SEOの強化、運営体制の整備など総合力を高めることが重要です。
幸い、現在はM&Aクラブのような便利なプラットフォームや自動査定ツールも登場し、個人でも手軽にサイトの売買ができる環境が整っています。
サイト売買初心者の方でも、本記事で述べたポイントを押さえつつ適切なサービスを活用すれば、安心してM&Aにチャレンジできるでしょう。
サイト運営のゴールとして「売却」という選択肢を視野に入れることで、新たなビジネスチャンスやキャリアを切り開くことも可能です。
PV数は大事ですが全てではありません。
PV数と収益や品質のバランスを意識し、自身のサイト価値を正しく把握して戦略を立てれば、きっと納得のいく形でサイトを手放すことができるはずです。
その際にはぜひ信頼できる情報源とプラットフォームを活用し、成功事例に学びながら進めてみてください。
あなたのサイトが適正に評価され、良いご縁で高く売却できることを願っています。